VPNの歴史
― インターネットに「ひみつの通路」を作った人たちの物語 ―
インターネットは、ちょっと無防備だった
インターネットって、とても便利ですよね。
スマホひとつで、世界中とつながれます。
でも、実は――
インターネットは、最初から安全だったわけではありません。
たとえるなら、インターネットは「誰でも通れる大きな道」。
- 速い
- 便利
- でも、丸見え
手紙で言えば、封筒に入っていないハガキのようなものです。
「これ、誰かに読まれたら困らない?」
「大事な話をしても大丈夫?」
そんな不安から、あるアイデアが生まれました。
それが――VPNです。
VPNってなに?(まずはイメージ!)
VPNとは、とてもざっくり言うと、
👉 インターネットの中に、カギ付きのひみつ通路を作る仕組み
です。
想像してみてください。
- 普通の道 → 誰でも見える
- VPNの道 → 見えない/カギがかかっている/知っている人しか入れない
まるで、スパイ映画に出てくる地下トンネルみたいですよね。
この「ひみつ通路」があるから、
大事な情報も、安心して運べるようになりました。
昔は「お金持ちだけの道」しかなかった(1990年代)
昔の会社は、どうやって安全に連絡していたのでしょうか?
答えは――
専用線(その会社だけが使える特別な通信の道)。
これはとても安全でした。
でも、その代わりに……
- めちゃくちゃ高い
- 作るのが大変
- 増やしにくい
たとえるなら、自分の家専用の高速道路を作るようなもの。
「安全だけど、これはさすがに大変だよね……」
そこで登場したのが、インターネットです。
「この道、使えないかな?」というひらめき
ある人たちは考えました。
「インターネットは、もうある」
「安いし、速いし、便利」
じゃあ――
その中に、安全な道を作ればいいんじゃない?
- 道はみんなのもの
- でも、中に見えないトンネルを作る
- カギを持つ人だけが使える
このアイデアが、VPNのはじまりです。
まさに、ひらめきから生まれた発明でした。
家から会社へつながった!感動の時代(2000年代)
2000年代になると、家のインターネットがどんどん速くなります。
すると、こんな声が出てきました。
- 「家から仕事できたら楽なのに」
- 「出張先でも会社のデータを見たい」
- 「夜にちょっとだけ確認したい」
でも、そのままつなぐのは危険です。
そこでVPNの出番!
VPNを使えば、
- 家にいながら
- 会社の中にいるみたいに
- 安全にアクセスできる
「えっ、そんなことできるの?」
当時は、かなり感動的な技術でした。
スマホ時代、VPNも進化する(2010年代)
時代は進み、スマートフォン(持ち歩ける小さなパソコン)が大活躍。
仕事でも、
- スマートフォン
- タブレット(画面が大きめの携帯端末)
を使う人が増えました。
その結果、
- どこからでも
- いろいろな機械で
- 安全につなぐ
必要が出てきました。
VPNも、もっと使いやすく、もっと安全に進化していきます。
また、このころから
情報を盗もうとする人も増え、安全対策はとても大切になっていきました。
コロナで一気に注目されたVPN(2020年代)
2020年ごろ、世界中で大きな出来事がありました。
会社に行けない。
人と会えない。
そこで広まったのが、テレワーク(家などで仕事をすること)です。
このとき、多くの会社が困りました。
「家から、どうやって安全につなぐ?」
答えは――VPN。
VPNは、
- 家と会社をつなぐ
- 見えないけど大事な橋
として、大活躍しました。
まさに、ピンチを支えた縁の下の力持ちです。
VPNのこれからは?
最近は、会社のデータが会社の中だけでなく、インターネット上のサービスにも置かれることが増えています。
そのため、
- VPNだけに頼らない
- もっと新しい安全の考え方
も出てきました。
それでもVPNは、「安心してつながる」ためのとても大切な技術であることは変わりません。
まとめ|VPNは「安心をつなぐ工夫」
VPNの歴史は、人の不安から生まれた工夫の歴史です。
- 見られたくない
- 守りたい
- 安心して使いたい
そんな気持ちが、インターネットに「ひみつの通路」を作りました。
VPNを知ると、インターネットがちょっと頼もしく見えてくるかもしれません。
